畜産処理事業案内
施設内衛生維持管理について
各農場の糞尿、浄化槽などの水質、悪臭の管理もしております。
飼育環境が良い農場は生き物達を飼育して行く上で快適な施設環境を整えることによりブランド製がある生産物に生まれ変わります。
また農場施設の場合、糞尿による影響でアンモニアが強いことから設備が腐食しやすくなり老朽化を進める原因となってしまいます。最近では農場に於いての衛生問題も厳しくなってきておりハエなどの害虫の発生・悪臭問題から近隣住民からの苦情・トラブルなどが問題視されるようになりました。
当社取扱いのマイクロブリフトは非常にバランスがとれた製品であり、家畜の糞尿対策・農業・工業排水・浄化槽排水等、幅広い用途で利用できます。
又、蚊等の害虫の成育を抑えることもできます。マリンゼオライト参照を堆肥と混ぜ合うことによりアンモニアを低減することができ、さらに農地についても無農薬、有機栽培可能な土壌を作ることができます。
畜産における臭気
○畜産における臭気の正体と発生源
畜産における臭気の主な発生源は家畜の糞尿です。糞尿が畜舎にある時は畜舎からの臭気、舎外に排出・貯蔵されると糞置き場・尿だめからの臭気、堆肥化・浄化の際にはたい肥舎や汚水処理施設からの臭気、農地還元時には運搬時や散布時の臭気となります。様々な場所での臭気発生源となる糞尿ですが、家畜から排せつされた直後には独特の糞尿臭はあるものの、悪臭防止法に定められる悪臭物質の発生はほとんど認められません。悪臭物質は糞尿に含まれている分解されやすい有機物が腐敗微生物(嫌気性菌)に分解される時に発生します。また、糞が尿と混ざり合うことで悪臭が発生します。これは本来無臭の尿素がアンモニア等に分解されることによるものです。つまり、糞尿の状態や作用する微生物によって、発生する悪臭物質は大きく異なります。一般に、十分に好気性発酵(酸素を利用する微生物による)をする場合には、糞尿中の有機物が酸化分解されるので悪臭の発生は少なくなります。逆に嫌気性発酵(酸素を利用しない微生物による)の場合には、有機物が還元分解(この現象が「腐敗」)されるので、硫化水素や低級脂肪酸などの悪臭物質が大量に発生することになります。従って、嫌気状態となっている堆積した生糞を切り返したり、糞尿混合物(スラリー)の散布を行うと臭気が発生します。

基本的な臭気対策について
畜産における主な悪臭発生源は"糞尿"です。糞尿中の有機物が嫌気性微生物により分解される嫌気性発酵時に最も悪臭が発生します。よって、悪臭対策の基本は嫌気性微生物の活動を抑制することであり、畜舎内、糞尿処理施設、ほ場散布時の3つの段階に区分することができます。
○畜舎内における臭気対策
イ 新鮮な糞尿の分解と搬出排出された糞と尿はできるだけ分解し、臭気成分が発生しないうちに畜舎外の糞尿処理施設へ搬出し、適正処理します(生糞は水分が高いので嫌気状態になりやすい)。糞と尿が混合されると糞中のウレアーゼという酵素により尿素が分解され、さらに、糞中の微生物による分解を受け急速に臭気が発生します。よって、マイクロブリフト・STバイオを活用することで糞尿分解を分解することができます。 また、糞尿の搬出が遅れると畜舎内で糞中の蛋白質などが分解され、硫黄化合物や低級脂肪酸が発生します。これらは微量でも強い悪臭として感知されます。このことから、新鮮糞尿の分解と糞尿処理施設への早期搬出を徹底する必要があり、さらに清掃管理を徹底することで臭気の低減が期待できます。
ウ 敷料による水分及び臭気成分の吸着畜房へのオガコ、モミガラなどの敷料使用は、家畜に快適な居住性を提供す るとともに糞尿中の水分を吸着して糞尿処理を容易にし、さらに臭気成分の発生を抑制するなどの効果があります。
エ.通気・換気による畜舎内の乾燥通気・換気(換気扇の利用)により糞中の水分を除去し臭気発生を抑制します。 給水器からのこぼれ水や雨水などの混入は畜舎内環境を悪化させるばかりでなく、糞尿中の水分含量を増加させます。この結果として糞尿の嫌気的発酵が促進され、硫黄系化合物などによる悪臭が発生しやすくなります。こぼれ 水の防止に努めましょう。また、畜舎内の通風・換気をよくして臭気の滞留を防ぎ、畜舎内の乾燥を促進することも重要です。
オ 臭気の拡散防止
排水溝や貯留漕などの密閉できる部分は密閉し、臭気の拡散防止を図ります。また、畜舎周囲にサザンカなどを植裁することにより、周辺環境の美化に加えて樹木の悪臭成分吸着作用により悪臭の拡散防止効果も期待できます。
カ 臭気の現状調査
実際の具体的対策ではありませんが、畜舎臭気の基本的対策を考える上で重要となります。臭気濃度の把握と季節や気象条件によって、どの程度の畜舎臭気がどこまで遠方に拡散するのかを知る必要があります(悪臭防止法では敷地境界地境界線を対象としています)。
※畜舎内の糞尿は速やかに舎外に排出し、換気・敷料を利用し乾燥状態を保ちま しょう。
○家畜糞尿の処理施設における臭気対策
イ 糞尿処理施設の整備
悪臭発生の少ないたい肥化施設、汚水処理施設を整備します(好気性微生物による処理がスムーズに行える施設が基本です)。
ウ 糞尿処理施設の適正利用
整備されたたい肥化施設、汚水処理施設からの悪臭発生がある場合、その原因として酸素不足により嫌気性発酵(腐敗)が進行し悪臭が発生していることが多いです。よく行われる対策として、発酵を促進する好気性微生物を添加する場合がありますが、酸素が不足していては十分な効果は期待できません。また、これらの微生物は家畜糞には自然に存在しているので、これらが活躍できる条件、すなわち通気性の確保に努めることの方が重要です。
※通気性の確保とは、堆肥化では比重の低い副資材の投入によりたい肥化スタート時の容積重を700kg/m3以下とすることです。(700kg/m3とは、1㍑のバケツに一杯に詰めて700g となった状態)
○家畜糞尿のほ場散布時における臭気対策
イ 適正量の施用をこころがけます(過剰施用を避ける)。
ウ 散布後なるべく早く耕起して土と混和します(石灰などの土壌改良材も早く
散布します)。
エ しばらく堆積する場合は、ビニールシートなどで覆いをします。
オ 風向きなどの天候に留意して散布作業を行います。
その他の臭気対策
- 脱臭剤の活用について
散布型の消臭・脱臭剤は畜産以外の分野では効果が高い事例も見られますが、散布面積の広い畜舎での使用はコストや労力が大きな負担となります。畜舎内の糞尿を速やかに舎外に排出し、換気・敷料を利用し乾燥状態に保つなどの基本的な臭気対策を行ったうえでの活用を検討するのが妥当です。 - 作業時間の工夫
畜産における臭気発生は一日を通じて一定ではなく、堆肥の切り返し、撹拌などの際に高濃度の臭気が発生します。土・日曜日や夕方以降は各家庭で在宅の場合が多いので、これらの作業はこのような日時を避けるなどの配慮が必要となります。
農場に於いてのバクテリア効果

ニオイを軽減
酪農場や乳製品加工業者向けの肥料場に適した成分が配合されております。天然の生物の活性を利用して、天然100%および有益な細菌は、有機物を分解し、それらを液体に変換する。これにより、糞尿処理管理がしやすくなり水質の安定と悪臭の減少のある環境を創り上げることができます。

汚泥物を軽減
牧草や屋外肥料ラグーン、垂直型貯水池等の用途に適した成分が配合されております。天然の生物の活性を利用して、天然100%および有益な細菌は、有機物を分解し、それらを液体に変換する。これにより、糞尿処理管理がしやすくなり水質の安定と悪臭の減少のある環境を創り上げることができます。

臭気研究機関にて開発
家禽肥料は窒素含量が非常に高く、ゴミがますます汚れるようになると高濃度のアンモニアが放出される要因となります。アンモニアの発生を減らし、鳥の健康を改善し、コストを削減すること が可能です。 配合されているメルカプタンの組み合わせにより鶏舎内のアンモニアを減少させることができます。
マイクロブリフトについて
マイクロブリフトは12種類の好気性、嫌気性のバクテリアを相乗的に配合した製品です。その特徴は嫌気性や高濃度の負荷に強いのみならず、非常にバランスがとれた製品で、家畜の糞尿対策・農業・工業排水・浄化槽排水等、幅広い用途・目的に利用できます。又、蚊等の害虫の成育も抑えます。
養豚ファームの汚水浄化槽バイオ処理事例(養豚場:7,000頭)
排水 | 曝気槽より処理排水を隣地(農地)へ放流。 |
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課題 |
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バクテリアでの処理方法 |
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経過日数 | BOD | COD | SS |
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0日 | 8,500 | 3,900 | 7,000 |
10日 | 3,600 | 3,200 | 3,600 |
31日 | 2,900 | 2,400 | 870 |